ふら~り人生

~主に私が好きな人形町~

夕暮れ小腹に「ひもかわ」を喰らう ~きしめん 寿々木屋~

今年の長い梅雨もやっと終わりが見えてきましたね。しかし、その締めくくりが台風でメディアが大いに注意喚起していましたね。…🌦️

そんな報道が出ると、やはり海の家は散々ですね。今日の人の出はどうだったのでしょうか?

 

残りの夏で盛り上がるといいですね‼️



立食いは会社員の味方

 

昼はもう回っているし、夕飯まではまだ時間がある。ランチタイムの終了と共に多くのお店が暖簾を下ろしてしまうと、出遅れの身としては寂しくなります。

 

このようなときに重宝するのが立食いの蕎麦屋ですね。時間は通しでやっているお店が多いし、リーズナブル。そして私たち大人には軽食感覚なので、家に帰ってからの夕飯も難なく食べることができます。

 

人形町には幾つもの立食い蕎麦があります。大観音下の「きうち」、向かいの「天下そば」、玉ひでの近くにある「福そば」に年期を感じる「六文そば」。これらは蕎麦がメインの立食いです。

 

今回お邪魔したのは名古屋で有名なきしめんを提供している寿々木屋です。

 

まず、立食いのお店に限らず街蕎麦でもきしめんを提供しているお店は少ないでしょう。東京での存在は稀と言えます。しかし、結構ファンは多いのですよ~😃

 

きしめん と うどん

 

きしめんとうどんの違いってわかりますか?

 

…形❗ 以上 😆

 

それだけなんですよ。細かい違いってないんです。平たく打たれているのはきしめんと称されるのです。

ちなみに、「ひもかわ」とはなんぞや?

答えはうどんの生地で平たく打たれたものです。…はい、きしめんですね。呼称の違いは地域によるものだと思います。

 

余談ですが、素麺·冷麦もうどんと同じ生地です。違いは細さ。

 

麺の太さの長径が…

1.3mm以下 素麺

1.3~1.7mm  冷麦

1.7mm以上 うどん

というような分け方です。

 

子供も大好き寿々木屋

 

金座通りに面した場所に店舗を構えていて、駅の出入り口にも近いので、立地はとてもよいです。白地に青の文字で書かれた店舗の看板はとてもスッキリしていて、女性でも抵抗なく入れそうな雰囲気です。

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店内は壁に沿ってカウンターの机が付いていて、その3分の1くらいは椅子が備え付けられています。私が入ったときは子供を連れたお父さんと、別に男性が1人づつ2組食べていました。

 

注文は厨房の方にある注文カウンターで行います。事前に玉を取ってあるきしめんをさっと湯通しをしてくれます。そして暖かいおつゆをかけて注文カウンターで引き渡されます。

 

料金は商品と引き換えで支払いました。

 

私はかき揚げをトッピングしました。



透き通っためんつゆ

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関東のそばつゆって言うと、濃口醤油を使用した黒いおつゆですね。関西人からはけちょんけちょんに言われますがね💦

 

寿々木屋のきしめんは関西風の透き通っためんつゆで、どんぶりのそこまで見通すことができます。

もちろん、関西風のおつゆは色が薄いからといって味が薄いわけではありません。しっかりと塩分は効いています。

 

関西が使用する醤油は薄口醤油と言われるものです。しかし、薄口と商品名になっていても味が薄いわけではなく、色が薄いだけです。濃口醤油は原材料が大豆から明記されていますが、薄口醤油は塩が先頭です。

 

この違いって知っていますか?原材料を明記する際に、使用している分量が多いものを先頭にして並べる決まりがあるそうです。…ということは、大豆よりも多くの塩が使われているのが薄口醤油です。

 

そしてめんつゆ自体の塩分ですが、関東のめんつゆと関西のめんつゆで比べると大して差が無いのです。…っていうことは、関西人の言う「関東のめんつゆは黒くてしょっぱい」というのは、思い込みに因るものが多いのですよ。



麺は柔らか

 

きしめんの麺って基本はどう言うものなのでしょう?かなり以前に名古屋で食べた記憶があります。わりとぎゅっとした重みのある麺だったとおもいます。

 

こちらの麺は事前に茹でて玉を取っています。うどんは太さがあるため、生麺の状態から茹であげるのに結構な時間がかかります。香川のうどんなども朝に一度茹でて玉を作って置いて、お客さんごとにお湯に通して提供しています。それと同じですね。

 

こちらのお店は、カウンターのみの立食いスタイルですから、来店するお客さんもスピードを求めています。提供速度は重要です❗

 

さっと湯通しした麺はほどよく柔らかく、丁度いい塩梅でした☺️でも、コシの好きずきは好みですよね~。

 

コシのあるうどんで香川は有名です。でもその他地域のうどんで有名な、福岡·大阪·京都など結構コシが無いんですよ。しかし、それが又美味しいのです❗一概にコシがすべてとも言えないと思いますね。

 

トッピングはかき揚げで‼️

 

初めてのお店は極力シンプルなメニューをたのみます。基本は変わらないですからね~。しかし、今回はかき揚げをチョイス。

 

揚げ物は注文カウンターの横に並んでいるので、それをいれてもらいます。

 

こちらのかき揚げは衣が濃く、もっちりとした感じです。暖かいおつゆに泳がせて、馴染んだ頃に口に運ぶと味が染みていいですね。

 

具には玉ねぎとかぼちゃが使われていて、アクセントになっています。揚げ物は胃にどっしりと作用しますので、満足感があります。お腹ヘリハラにはもってこいですね。



普段使いにもってこい

 

街のきしめん屋。サラリーマンや学生の味方ですよ。少ないお金を握りしめて腹を満たす喜びは、止められません☺️